【オーチャードホール】座席と見え方!前方・中段・後方・端席の特徴やおすすめ席・見切れ席を徹底解説

渋谷の文化発信地として知られるBunkamuraのメインホール、オーチャードホールの座席からの見え方について、徹底的に解説していきたいと思います。

クラシックコンサートやオペラ、バレエ、ミュージカルなどの様々な公演が日々行われているホールだよ!
チケットを取ったはいいものの、「私の席、本当はどう見えるんだろう?」、「せっかくなら一番良い席で観たい!」なんて、座席表を眺めながらドキドキしている方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- オーチャードホールの全体像と各階の特徴は?
- 前方・中段・後方・端席からのリアルな見え方比較
- 失敗しないための見切れ席の具体的な場所!
- 目的別のおすすめ座席のご紹介
読み終えた後には、「自分ならこの辺が良さそうだな」とイメージが少し具体的になって、観劇当日までのワクワクが増すかもしれませんね♪
【オーチャードホール】の座席表と見え方!

まずはオーチャードホール全体の座席構造から見ていきましょう。
オーチャードホールは、約2,150席を有する国内有数の大ホールで、ワインヤード型の設計が取り入れられているんです。
1階席から3階席までの3層構造になっていて、特にクラシックコンサートでの音響の素晴らしさには定評がありますよ!

ぶどう畑のように段々とした配置のことをワインヤード型って言うんだって。
ホール全体が縦に長い長方形の形をしているため、同じ階でも前方と後方では舞台の見え方が大きく変わってくるのが、このホールの面白いところであり、席選びが難しいポイント。
基本的にはどの席に座っても最高の音響を楽しめるように設計されていますが、視覚的な満足度まで考えると、やはり座席ごとの特徴を知っておくことがとても大切になります。
公式サイトにも座席表やフロアからの写真が掲載されているので、そちらも併せて見るとイメージが掴みやすいかもしれません。
座席エリア比較表
まずは全体像を把握するために、各座席エリアの特徴を表にまとめてみました。
それぞれのエリアに、どんなメリットと注意点があるのか、ざっくりと見ていきましょう。
座席エリア | 見え方・距離感 | 音響 | おすすめ度 | メリット | 注意点 |
前方席 | ◎ 非常に近いが、全体は見渡しにくい | ○ 演者の生音や声が直接届きやすい | ★★★☆☆ | 演者の表情や息遣いまで感じられるほどの臨場感。 | 傾斜が緩やかで前の人の頭が気になることも。舞台を見上げる形になりやすい。 |
中段席 | ○ 全体が見やすく、演者の表情もわかる | ◎ バランスが良く、ホール全体の響きを感じられる | ★★★★★ | 視界と音響のバランスが最も良い。ストレスなく鑑賞に集中できる。 | 特に欠点はないが、チケットの競争率が高い傾向にある。 |
後方席 | △ 距離は遠いが、舞台全体を完全に見渡せる | ◎ 音響が良く、オーケストラ全体の音を楽しめる | ★★★★☆ | バレエのフォーメーションや舞台装置全体を楽しめる。チケットが比較的安価。 | 演者の細かい表情は見えないため、双眼鏡が必須になる。 |
端席・バルコニー席 | △ 角度がつくため、見切れる可能性がある | ○ 席によっては音が直接的に聞こえる | ★★★☆☆ | 意外と舞台に近く感じられることも。独特の鑑賞体験ができる。 | 舞台の端が見切れるリスクがある。長時間だと首が疲れる場合も。 |
この表はあくまで目安ですが、なんとなくイメージが湧いてきましたでしょうか。

ここからは、それぞれのエリアについて、もっと詳しく深掘りしていくね!
前方席(1~7列など)の見え方は?
最前列を含む前方エリアは、何と言っても舞台までの距離が圧倒的に近いのが魅力です。
好きなアーティストの表情や、バレエダンサーの繊細な足さばき、オーケストラの指揮者の情熱的なタクトさばきまで、肉眼でしっかり捉えることができるんですよ。

この臨場感は、他のどの席でも味わえない特別なもの!
ただ、オーチャードホールの1階席は、前方ほど傾斜が緩やかに作られています。
そのため、最前列に近いほど舞台を見上げる形になるので、長時間だと少し首が疲れてしまう、なんて声も…。
また、すぐ前の席に座高の高い方が座ってしまうと、舞台の一部、特に足元などが見えにくくなってしまう可能性があるんです。

こればっかりは運としか言えないけど、少し気になってしまうポイントだよね。
結論としては、こんな人に前方席(1~7列など)がおすすめですよ♪
- とにかく演者の表情や熱量を間近で感じたい方
- 迫力やライブ感を最優先したい方
- 好きなアーティストをとにかく近くで見たいファンの方
中段席(8~19列など)の見え方は?
オーチャードホール初めてきた!ほぼ真ん中の席でめちゃ見やすい☺️ pic.twitter.com/KeZJuODLpV
— にゃー@Aegis (@nyaaaLog) April 13, 2025
私が個人的に、そして多くの観劇ファンが口を揃えて「良い」と言うのが、この中段エリアです。
具体的には1階席の10列目あたりから20列目前後、そして2階席の前方のセンターブロックがここにあたりますね。
このエリアの素晴らしいところは、舞台からの距離が程よく、傾斜もしっかりとついてくるので、前の人の頭を気にすることなく、非常にクリアな視界が確保される点です。

嬉しいメリットがいっぱい!
演者の表情もきちんと分かりつつ、舞台全体の演出やセット、バレエであれば美しいフォーメーション全体を一度に見渡すことができるんですよ。
音響的にも、直接音とホール全体の反響音が最もバランス良くミックスされて耳に届く場所だと言われています。
まさに、視覚と聴覚の両方で、公演の魅力を最大限に味わえるエリアかもしれませんね!

私なら、この席にするな。
この中段席(8~19列など)におすすめなのは、こんな人ですよ。
- 視界と音響のバランスを最も重視する方
- 初めてそのホールに行くので、失敗のない席を選びたい方
- 演劇、ミュージカル、バレエなど総合芸術を楽しみたい方
後方席(20列~ラスト列まで)の見え方は?
本日はライブナタリー “森山直太朗 × 中村佳穂”オーチャードホール3階席だったのでちっさっ!とか思ってたけどアカペラの時もガンガン聞こえててすごいホールでした。もちろんライブも最高でなんか幸せな気分になりました!この時期に聴くさくらは贅沢すぎる。 pic.twitter.com/wpK3ZB2rq6
— オ ク ム ラ (@okmura) April 6, 2025
1階席の後方や、2階席の後方、そして3階席がこのエリアにあたります。
正直に言うと、舞台までの距離はかなり遠く感じられ、演者さんの顔を肉眼で識別するのは、ほぼ難しいと言っていいでしょう。

推しは近くで見たいのに!
そのため、お目当ての演者さんをしっかり見たいという方は、双眼鏡が必須アイテムになりますね。
ただ、後方席には後方席ならではの素晴らしい魅力があるんです。
それは、舞台全体をまるで一枚の絵画のように、完全な形で視界に収めることができる点!
特に、バレエの群舞や、大規模なオーケストラの配置、ミュージカルの壮大な舞台装置などは、後方から見ることでその全体像の美しさを改めて発見できることもありますよ。

後方席だからこそ気付く楽しみもあるね♪
それに、オーチャードホールは音響が良いことで有名なので、後方の席でも音が劣化することなく、むしろホール全体で豊かに響き渡る最高のサウンドを楽しむことができるんです。
- オーケストラコンサートで全体の音の響きに浸りたい方
- バレエのフォーメーションの美しさなど、舞台全体のアートを楽しみたい方
- チケットの費用を抑えつつ、質の高い音響を楽しみたい方
見切れ席はどこ?
シネコン最高だった
— 茗荷 (@h_myoga9) August 11, 2024
オーチャードホール2階バルコニー席
R5
これで本当に注釈席なの?
てくらいよく見えた pic.twitter.com/EdDdLc042r
どんなホールにも、残念ながら見切れ席と呼ばれる、舞台の一部が見えにくい席が存在します。
オーチャードホールの場合、特に注意が必要なのは、各階の両端の席、特にバルコニー席の端の方ですね。

見切れ席を避けたい人は、しっかりチェックしよう!
構造上、角度がかなり急につくため、座る位置によっては舞台袖が見えてしまったり、逆に舞台の端で行われている演技が完全に見えなくなってしまったりすることがあります。
階層 | エリア | 見切れの可能性 | 注意点 |
1階 | 左右の端の席(例:1~2番、45番~46番など) | 中 | 舞台の左右の端が見えにくい。角度がつくため首が疲れることも。 |
2階 | バルコニー席(LB、RBブロック)の端 | 高 | 舞台の半分近くが見えない可能性も。手すりが視界に入る場合がある。 |
3階 | バルコニー席(LC、RCブロック)の端 | 高 | 2階と同様、見切れのリスクが高い。高さもあるため見下ろす角度が急になる。 |
舞台を余さず見たいという方は、やはり両端の席は避けた方が良さそうです。

首の疲れや視界の遮りも少なくて済むよね。
もっともおすすめな席はどこ?
オーチャードホール2階最前列センター
— はるも (@4harmony9) December 20, 2021
ショパコンで言うところの審査員席
御三方がめちゃくちゃハジけていらして終わってほしくなかった pic.twitter.com/0MDiPjTX6b
さて、ここまで各エリアの特徴を見てきましたが、「結局、どこが一番いいの?」という声が聞こえてきそうですね。
何を一番重視するかで答えは変わってきますが、人気の高い席は確かに存在します。
例えば2階席前方センターブロックは人気の席で、視界の良さと見下ろすバランス感からファンに「王様の席」と呼ばれることも!
ただし、音響的にベストとされるのは1階中段エリアとも言われていて、人によって好みが分かれる部分です。

人によって重視する箇所は違うから、以下の表を参考にしよう。
ここでは目的別にいくつか候補を挙げてみますね。
順位 | おすすめの席 | こんな方におすすめ! |
1位 | 2階 前方列 センターブロック | 視界も音響も妥協したくない、とにかく良い条件で観たい方に! |
2位 | 1階 12~18列 センターブロック | バランス重視で、演者の表情も舞台全体も楽しみたい、欲張りな方に。 |
3位 | 1階 5~10列 センターブロック | 何より迫力重視!演者の熱量を肌で感じたいという方に。 |
4位 | 3階 前方列 センターブロック | コスパ良く、舞台全体のアートな雰囲気を楽しみたい方に。 |
あなたの観劇スタイルに合った席は、どのあたりでしたでしょうか。
【オーチャードホール】の利用時に気になるポイント・注意事項
ここからは、当日の観劇をさらに快適にするための実用的な情報をお届けします。
- オーチャードホールの混雑状況や開場前の並び方は?
- オーチャードホール周辺のおすすめグルメ・カフェは?
- オーチャードホールのバリアフリー・車椅子席・サポート体制は?
- オーチャードホールのアクセス方法は?

気になる情報は要チェック!
オーチャードホールの混雑状況や開場前の並び方は?
当日の流れをスムーズにするために、混雑のポイントも押さえておきましょう。
やはり人気の公演や、土日祝日の公演はかなり混雑しますね。
時間帯 | 混雑度 | ポイント・アドバイス |
開場30分前 | ★★★★★ | グッズ列+トイレ列で最も混雑する時間帯です。 |
開場直後 | ★★★★☆ | 入場が始まり人は流れますが、まだ混雑は続いています。 |
開演15分前 | ★★☆☆☆ | 比較的落ち着いて入場できるタイミングなので、人混みが苦手な方はこの頃がおすすめです。 |
終演直後 | ★★★★★ | 帰宅する人で再び混雑ピークに。お手洗いは特に長い列ができます。 |
もし人混みを避けたいのであれば、開演の20〜30分前くらいに到着するようにすると、比較的スムーズに入場できることが多いですよ♪

人混みが苦手な人は、それだけで疲れちゃうよね。
オーチャードホール周辺のおすすめグルメ・カフェは?

観劇の前後には、食事やお茶も楽しみたいところ。
渋谷は日本有数のグルメタウンなので、お店選びには困りません!
店名(例) | ジャンル | 特徴 |
ロビーラウンジ(東急本店跡地) | カフェ・ラウンジ | 落ち着いた雰囲気で、観劇前の優雅なひとときを過ごせます。 |
VIRON(ヴィロン) | ベーカリー・ブラッスリー | パリの雰囲気を感じられる人気店。パンのテイクアウトもおすすめです。 |
神座(かむくら) | ラーメン | あっさりしながらもコクのあるスープが人気。終演後にサッと食事を済ませたい時に。 |
d47食堂(ヒカリエ内) | 和定食 | 日本全国の郷土料理が楽しめます。窓からの景色もごちそうです。 |
観劇前や後のお楽しみに立ち寄ってはいかがでしょうか。

美味しい食事で満足度も2倍だね♪
オーチャードホールのバリアフリー・車椅子席・サポート体制は?

オーチャードホールは、誰もが快適に過ごせるように、バリアフリー設備も整えられています。
車椅子をご利用の方向けの専用スペースも用意されていて、こちらは事前にBunkamuraへの電話での予約が必要です。
付き添いの方も隣の席で一緒に鑑賞できるので、安心して楽しむことができますよ♪
設備・サービス | 詳細 |
車椅子席 | 1階席、2階席に専用スペースがあります。事前にBunkamuraへの電話での予約が必要です。 |
多機能トイレ | 館内に設置されています。 |
エレベーター | Bunkamuraのメインロビーから、各階の客席フロアへ移動できます。 |
聴覚補助システム | 赤外線補聴システムが導入されており、専用レシーバーの貸し出しがあります(要予約・保証金制)。 |
館内にはエレベーターや多目的トイレも設置されていますし、スタッフの方々も親切に対応してくださるので、何か困ったことがあれば気軽に声をかけてみてください。

詳しいことは公式サイトで確認するか、直接問い合わせてみるのが一番確実!
オーチャードホールのアクセス方法は?

オーチャードホールは、各線渋谷駅から徒歩7分ほどの場所にあります。
ただ、渋谷駅は巨大な迷宮のようになっているので、初めて行く方は少し時間に余裕を持って行きましょう。
JR渋谷駅であれば、ハチ公改札を出て、スクランブル交差点を渡り、109の左側の道(文化村通り)をまっすぐ進むのが一番分かりやすいルートです。

有名なハチ公も見たいな♪
東急百貨店本店を目指して歩けば、その隣がBunkamuraですよ。
アクセス方法 | 最寄り駅からの時間(目安) | ルート・注意点 |
JR山手線・埼京線など | 渋谷駅 ハチ公口から徒歩約7分 | 人混みを抜けて109の右側の文化村通りを直進するのが分かりやすいです。 |
東急線・東京メトロ | 渋谷駅 地下通路A2出口から直結 | 東急百貨店本店(跡地)方面へ。雨の日でも濡れずにアクセス可能です。 |
京王井の頭線 | 渋谷駅 中央口から徒歩約5分 | マークシティ内を通り抜けると近道になります。 |
車 | 東急本店(跡地)の地下駐車場利用可 | 料金は高めで、満車の場合も多いです。公共交通機関の利用を強くおすすめします。 |
車で行くことも可能ですが、渋谷周辺は交通量が多く、専用の駐車場も収容台数が限られているため、公共交通機関を利用するのがおすすめですね。

オペラグラスは表情がくっきり大きく見えるものを選ぶのがおすすめ!
手ブレ軽減のアイカップがついてるのも便利です♪
まとめ
今回は、オーチャードホールの座席からの見え方について、かなり詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、この記事の大切なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- オーチャードホールの全体像と各階の特徴は?
- オーチャードホールは3層構造で、座席の位置によって見え方が大きく異なる
- 前方・中段・後方・端席からのリアルな見え方比較
- 前方席は迫力満点、中段席は視界と音響のバランスが最高!
- 後方席は舞台全体を見渡せ、音響の良さを満喫できる
- 失敗しないための見切れ席の具体的な場所!
- 見切れ席は各階の端に存在するので、チケットを取る際には注意が必要
- 目的別のおすすめ座席のご紹介
- 人気の席は存在するが、音響や視界の好みでベストは変わってくる
公式サイトの情報だけでなく、実際に足を運んだ人たちのリアルな口コミも参考にしながら、あなたの観劇スタイルにぴったりの席を見つけてください。

せっかくなら心から満足できる席で鑑賞したいよね。
この記事で席選びのモヤモヤが少しでも晴れて、当日の観劇が「お、当たり席だな!」と感じられたら、それだけで嬉しいです。