【踊り子号】座席のおすすめは何号車?海側絶景席や3人席の快適車両も徹底紹介!

東京から伊豆方面への旅行を計画している人の多くは、特急列車『踊り子号』に乗車することを検討しているのではないでしょうか?
どうせなら海側絶景席を取りたいけれど、具体的なおすすめは座席は何号車にあるのか、気になりますよね。
そこで、今回は
- 踊り子号でのおすすめ座席は何号車?
- 海側絶景席はどっち側?
- 3人席の快適車両はどこにある?
以上について、お届けします!
座席の基本構成や配置のポイント、3人席が設置されている快適車両についても深掘りしていきますよ。
座席選びのストレスを減らし、伊豆へ向かう道のりを素敵に彩るための情報が網羅されていますので、最後までお見逃しなく♪

荷物置き場、コンセントの場所も調査したからチェックしてみてね!
【踊り子号】座席のおすすめは何号車?
「踊り子号」と呼ばれる列車には2種類あるのですが、今回ご紹介するのはE257系の特急踊り子。
14両編成で、「ペニンシュラブルー」と呼ばれる美しい青色のボディが特徴的な列車です。
熱海駅から伊豆急下田行き、修善寺行きの2つに切り離され、どちらも窓から見える風景がとってもきれい!
観たい景色や希望する過ごし方によって、購入するべき座席が変わってきますよ。

まずは座席表を見てみよう♪

全車両指定席のため、切符さえ手に入れば確実に座れるのもメリットです。
グリーン車は4号車で、残りの13両は全て普通車となっていますが、号車ごとに特徴が見られるので表にまとめてみました。

下の表を一緒にチェック!
踊り子号の全車両比較表 | ||
号車番号 | 種類 | 特徴・ポイント |
1~3 11~15 | 普通車 | ・窓側にコンセントあり ・3号車にはフリースペースや多機能トイレも設けられている |
4 | グリーン車 | ・座面が普通車よりも広くゆったりと座れる ・普通車と比べて利用客も少ないため、静か ・コンセントは普通車と同じく窓側の席のみ |
5~9 | 普通車 | ・5号車はトイレ、洗面所が近い ・9号車には荷物置き場が設置されている他、デッキにトイレ・洗面所もある |
11~15 | 普通車 | ・11~15号車は熱海で前の9両と切り離され、「修善寺行き」となる ・11号車と9号車の間はドアがロックされるため、通り抜けはできない ・11号車にバリアフリー対応のトイレがある |
この表を見てお気づきの人もいるかも知れませんが、実は踊り子号には10号車がありません。
9号車の次は11号車と、番号が飛んでいるのがなんだか意外ですよね!
なぜなのか理由は分からなかったのですが、9両と5両で行き先が分かれるため、キリのよい数字にしたかったのかなと推測しました。

お仕事で乗る人や子連れの人におすすめの車両も知りた~い!
理由は後ほど詳しく解説しますが、個人的にはお仕事で乗る人には4号車(グリーン車)、お子さんと一緒の人には3号車が良いのではないかと感じています。
次からは、伊豆旅行には欠かせない海を望める席列はどちらなのか、3人でのグループ旅行の際に便利な回転席についてもお伝えしますよ。
海側絶景席はどこ?
伊豆旅行といえば、車窓から見える雄大な海を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?
例えば東京から伊豆方面へ向かう列車に乗った場合、海は進行方向右側に広がるため、A・B席を確保すれば間違いありません。
ただし、普通車の窓は前後2列で共有する形となっていて、座席によっては窓枠が視界に入ってしまい、思うように景色を楽しめないこともあるので注意が必要です。

各車両ごとにおすすめ度を一覧にしてみたよ!
号車番号 | おすすめ度 (★~★★★★★) | 理由 |
1、9 | ★ | ・編成の最端に位置しているため、様々な設備の影響で窓のない席がある ・1号車の1番、2番は座らない方が良い |
2、6、7、8 | ★★★ | ・中間車両で全ての席に窓がある ・窓枠が重なる席はあるが、これらの車両を選んでおけば間違いなく海は見られる |
3 | ★★★★ | ・自席からはもちろん、フリースペースにも大きな窓があり、きれいな景色を楽しめる |
4 | ★★★★★ | ・グリーン車のため、1~7番に座れば各席列につき1つ窓が付いている ・窓枠が視界に入ることもなく、料金を上乗せする価値は十分にあり ・11・13番は窓の位置が座席とずれているため避けたほうが吉 |
5 | ★★ | ・他の中間車両に比べて窓割が安定しない ・中央線特急列車として使われていた頃の名残で、窓と座席の位置関係がずれている箇所がある |
11、12、13、14、15 | ★ | ・東京ー熱海間のみ駿河湾を見ることができる |
特に気を付けたいのが、1号車や9号車、11号車といった編成の端っこに位置している車両。
これらはデッキやトイレ、荷物置き場などが設置されている関係で、窓自体が付いていない席があったり、窓が狭い席があったりします。
さらに、1号車では1番、2番のA席に窓がないケースが多いため、3番以降に座るようにすると安心ですね。
座席の横に確実に窓が欲しい!という人は、中間車両である2、3、6、7、8号車を予約しましょう。

窓枠とは被りたくないな…。
窓枠を気にせず車窓を楽しみたいという人は、偶数番号の席を選ぶか、思い切ってグリーン車を選ぶのも1つの手。
グリーン車は1席に1つの窓が割り当てられていますが、場所によっては座席の位置とずれているところもあるため、眺望の良さを求めるなら1~7番に座ってください。
ちなみに11~15号車から海が見えるのは、東京から熱海までの区間のみであることもお忘れなく。
熱海駅以降は修善寺へ向かうため、前方車両と切り離され、伊豆半島の山々や川、のどかな田園風景を見ながらの移動となりますよ!
3人席としても使える回転席のおすすめ!
複数人で踊り子号に乗車する際には、座席を回転させても楽しいですね♪
E257系のシートは1席ずつバラバラに向きを変えられるので、自分の座席だけをくるっと動かすことも可能。
この時、グループ内での座席の取り方にちょっとした工夫をすると、さらに旅の満足度を上げられます。
反対に、選び方を一歩間違うと窓枠が中央に来てしまい、せっかくの車窓が損なわれてしまいかねません。

どういうこと?
窓の話をした時にも触れましたが、踊り子は奇数と偶数、前後2つの座席で1つの窓を共有する形を取っています。
そこで、3人以上でボックス席を組みたいのなら、偶数の座席番号が先頭になるように切符を購入しておきましょう。
偶数番号に着席した人が奇数番号側に回転させれば、元々共有している窓を障害物がない状態で眺めることができ、感動もひとしおです!

大きな窓を独占できるのは嬉しいかも~♪
シートを回転させて使う際は、乗り物に酔いやすい人は進行方向を向くよう、グループ内で席順にも配慮できるとよいですね。
伊豆へ向かう時には奇数番号が、東京へ帰る時には偶数番号が、列車が進む方向に背中を向けて座るようになります。
お子さんと一緒の場合は、大人が後ろ向きになっている座席に着くなど、工夫できるとさらに良いのではないでしょうか。

シートは180度にしか回転できないのかな?
ちなみに、E257系のシートは90度ずつ回転できる仕組みになっています。
つまり、後ろの座席の方に向けるだけでなく、通路の方にも回転させられるということ。
通路側の座席同士で向かい合うことができると知っていれば、席取りの選択肢が広がりますよね。
くれぐれも他の乗客の妨げにならない範囲で、楽しい列車旅にしてください!
快適車両のグリーン車は4号車!
E257系の踊り子では、4号車がグリーン車となっています。
シート配置は普通車と同じく通路を挟んで2列ずつですが、座面が広く、クッション性も高いので、ゆったりと過ごすことができますよ。
また、背もたれ部分に張り出している部分があり、背中の曲線にちょうどよくフィットするので、普通車と比べて腰への負担がかなり軽くなっているのも特徴です。

E257系は座面も前後にスライドさせられるから、お尻のポジション調整もできてさらに快適性がアップ♪
さらに、グリーン車はシートの間隔が普通車よりも広く、足を前にのばしてもゆとりがありました。
フットレストは裏返せば素足でも使える仕様になっているので、靴を脱いでくつろげるのも嬉しいですね!
ただし、まとまった荷物置き場は用意されていないため、キャリーなどがある場合は、頭上の棚や足元のスペースを上手く活用する必要があります。
1番前、または後ろの席列に着けば、他の座席よりもさらに広いスペースを確保でき、荷物を置いても狭くなりづらいでしょう。

パソコンを広げて作業したいな~。
テーブルは普通車と同じ大きさのものが付いていますが、パソコン作業をする人にとってはもしかしたら少し窮屈かもしれません。
窓側にはコンセントが備え付けられているため、電子機器を充電したい人はA席、D席を購入してください。
なお、海側人気はこの車両も例外ではなく、予約はA・B席の方が早く埋まる傾向に。
仕事に集中したい人や、移動中は寝て過ごしたいという人は、C・D席の方が取りやすくおすすめです。

ここで、グリーン車と普通車のシートの違いをおさらいしよう!
グリーン車と普通車のシートの違い比較表 | |||
リクライニング | シートの特徴 | その他 | |
グリーン車 | ・座面スライド機能付き ・深く倒れる | ・座席の前後の間隔は1,160㎜ ・座面のクッション性が高く、背もたれにも張り出している部分があり疲れにくい | ・特定の荷物置き場はないため、大きな荷物がある時は頭上や足回りに置く必要がある ・素足でも使えるフットレストが備わっている ・窓は1席に1つ付いている |
普通車 | ・座面スライド機能付き ・倒れる角度は一般的な特急と同等 | ・座席の前後間隔は960㎜ ・座面や背もたれは標準的なつくりで、長く座っていると辛いことも | ・荷物置き場が用意されている車両があり、自席まで荷物を持っていく必要がない ・車両や座席番号によって、窓がなかったり窓枠が被ったりすることがある |
1人旅や日帰りの出張など、荷物が少なく済むのであれば、グリーン車を利用する方が圧倒的にリラックスして過ごせるのではないかと感じました。
逆に、家族連れなど荷物の量が多い場合は、大きな荷物スペースが用意されている普通車両に乗車する方がよさそうです。

静かに過ごしたい人はグリーン車を、お喋りを楽しみたい人は普通車を予約するのが吉だね!
踊り子号の人気座席TOP3!
海が見える座席が人気の踊り子号ですが、具体的な車両や座席番号も知っておきたいところ。
そこで、ここでは実際に踊り子号に乗った人の声を参考に、人気席をランキング形式でご紹介したいと思います!
踊り子号の座席人気TOP5 | ||
場所 | ポイント | |
1位 | 3号車のフリースペース | ・誰でも利用可能なスペースで、窓の方を向いて腰を掛けられるようになっている ・一面に海が広がる大きな窓はこのスペース特有のもの |
2位 | グリーン車のA・D席(1~7番) | ・シートが普通車のものよりも広めに作られている他、足元もゆったり設計されている ・窓と座席の位置がぴったりと合い、最高の眺めを堪能できる |
3位 | 2、3、6、7、8号車の偶数番号席 | ・中間車両のため、どの席でも窓割が均等 ・偶数番号の席に着けば横長の窓の後方を確保でき、窓枠と被る心配が少ない |

フリースペース、気になる…!
多くの人が「とても良かった!」と話していたのが、3号車のフリースペース。
4号車寄りのデッキ近くに設けられているこの空間は、窓から見えるダイナミックな景色が魅力的です。
A席側、D席側共に大きな1枚窓があり、どちらからも伊豆の雄大な自然を感じられました。

予約は必要なの?
ここは共有部にあたり、踊り子号に乗車すればどの人でも利用することができます。
座りっぱなしで固まってしまった身体を動かしたい人、自分の席と反対側の景色を眺めたい人など、思い思いに立ち寄ることができるのもメリットと言えますね。
特に小さなお子さんと一緒の移動は、抱っこして座っていても前の座席を蹴ってしまったり、ひょんなことから泣き出してしまったり、周りの人の目が気になってしまいがち。
長時間の乗車では、デッキに避難して子供が落ち着くまでやり過ごす人も多いかと思いますが、このスペースであれば、開放的な眺望に大人も少しホッとできるのではないでしょうか。

どんな景色が見えるのかも知っておきたいよね~♪
なお、踊り子号から見える代表的な風景は以下の通りです。
- 東海道線区間
- 小田原~湯河原:富士山(※晴れた日限定、遠方に望める)
- 早川~根府川:相模湾の海岸線や水平線、西湘バイパス
- 伊豆急行線区間
- 片瀬白田~伊豆稲取:伊豆諸島(※晴れた日限定、特に伊豆大島が海上に見える)
- 熱海~伊豆急下田:相模湾、内陸部では山・川・田園風景
これらの風景の中には、富士山や伊豆諸島など、条件が揃わないとお目にかかれないものもありました。

よく晴れた日の、空気が澄んでいる午前中が狙い目だよ。
ただ、特に根府川駅は最も海に近い駅の1つとしても知られていて、まるで列車が砂浜の上を通っているような感覚になるほど、間近に海を感じられます。
踊り子号乗車時の快適ポイント&便利サービス情報
さて、ここまでは踊り子号の各車両について、その特徴や魅力をおすすめの座席と共にご紹介してきました。
海だけでなく、山の風景も楽しめるとあって、人気の高い列車であることがお分かりいただけたかと思います。
ここで多くの人が気になるのが、この列車の混雑状況や、予約の方法についてなのではないでしょうか。

人気なら予約もすぐ埋まっちゃいそうだし、早めに席をおさえておきたい!
主要駅でスムーズに乗降するためのアクセス方法やコツも、もしあれば知りたいですよね。
ここからは、座席以外の部分で旅の快適性をアップさせる車内の設備やサービス、空いている席を確保するための裏ワザをお伝えしていきます!
踊り子号座席の予約・変更・キャンセル時の注意点と賢い選び方
E257系の踊り子は、乗車を希望する日の1か月前から予約することができます。
2021年3月に自由席は廃止となったため、列車に乗る場合は前もって指定席特急券を買っておきましょう。
海の景色を楽しみたい人が大多数なので、特にA席側は10時の予約開始時間とともに速いスピードで埋まっていきます。

旅の日程が決まったらすぐに席を予約しておいた方が良さそう!
ここで、切符の購入に関する主な情報を以下にまとめました。
- 予約について
- 開始時期:乗車日の1か月前(午前10時~)
- 場所:券売機・みどりの窓口・「えきねっと」のネット予約
- 変更について
- 乗車区間・日時・列車・席種を1回まで無料で変更OK(※乗車前限定。同じ金額の券種に限る)
- キャンセルについて
- 発券する前ならネット上でキャンセルできる(※1席につき320円の手数料がかかる)
- 発券後のキャンセルは窓口でのみ取り扱いあり
- 出発直前や乗車後のキャンセルは手数料が割り増しされる
- 紛失した場合の切符の再発行はできない

キャンセルはいつしてもお金が発生するんだね!
券売機や対面での切符購入も安心感がありますが、やはり1番早く予約できるのはインターネット。
座りたい席を事前に仲間内で相談してから購入に踏み切るのが、手続きをスムーズに進めるコツですよ。
この時、お子さんと一緒の場合や荷物が多くなりそうな場合は、申し込み画面の「座席位置選択」で希望する号車や座席を細かく指定することができます。
みどりの窓口でも、駅員さんに希望する条件を提示すればそれに沿った座席を案内してくれるので、心配な人はこちらの方法が良いかもしれません。

画面とにらめっこしているよりも、列車のプロにお任せしたほうが安心だ♪
ちなみに、お子さん連れにはフリースペースのある3号車が、大きな荷物を持つ人には荷物置き場のある1号車や9号車が便利です。
また、眺望は悪くなってしまいますが、1号車の1・2番席には荷物棚が設けられており、こちらもおすすめ。
ここはD席側にしかシートがなく、隣に人が来る心配とは無縁の場所で、他の座席よりもプライベート感を味わえるのもメリットだと感じました。

1号車が先頭に来れば運転席後ろのデッキのすぐ近くに座ることになるから、運転士さんが見ているのと同じ風景を堪能できるのも面白いね!
なお、乗車前後にかかわらず何か困ったことがあったら、乗務員さんや窓口のスタッフさんにできるだけ早く相談しましょう。
特に、お子さんの体調不良などで急に乗車できなくなってしまった際は、事情を説明することで、購入した切符の変更や払い戻しといった対応をスムーズにしてもらえます。
混雑傾向とおすすめの乗車時間帯・空席探しの裏技
続いて、踊り子号が最も混んでいるのはいつなのか、繁忙期や時間帯別の混雑傾向をチェックしていきましょう。
混雑する時期・時間帯 | 特徴 |
GW、お盆、年末年始 | ・特に8月初め~中旬の混雑がピーク ・臨時列車も運行されるが、多くの便で満席・立つ人が出ることも |
河津桜のシーズン (2月~3月初め) | ・河津桜まつりが開催される期間はニーズが高まる傾向に |
平日の朝・夕 | ・朝7~9時、夕方17~20時は通勤・退勤ラッシュでビジネス客が多い |
土曜の曜前~昼間 | ・特に下り方面は観光地へ赴く人で混雑する |
週末・連休明けの夕方~夜間 | ・日曜の上りは伊豆半島に泊まっていた人が帰る時間帯と重なる |

平日よりも休みの日の方が混む傾向があるね!
混雑を避けたいなら、平日・休日問わず13~15時くらいを目安に乗車できると良さそうですね。
ただし、行楽シーズンに関してはどの時間帯でも混んでいることを覚悟しておく必要があります。
座席確保の競争率はかなり高いため、予約開始と同時に複数のデバイスを駆使して座席を購入するのがおすすめ。

混んでいることが分かっている時は「えきねっと」一択!
どうしても希望する座席を購入できなかった場合でも、諦めるのはまだ早いですよ!
- 「えきねっと」で予約エントリーをしておく
- みどりの窓口でキャンセル待ちを申し込んでおく
- 乗車当日、窓口や券売機で空席状況をチェックする
- 乗車後、座席インジケーダーで空席の有無を確認する
予約したい座席が既に埋まっていても、「えきねっと」やみどりの窓口でキャンセル待ちを受け付けている場合があります。
もし空席が出たら連絡をもらえるので、申し込んでおくと良いでしょう。
乗車する当日でも空きが出る可能性があるので、券売機や窓口でこまめに確認してみてください。

ここまでやってダメでも、最後のチャンスに賭けてみて~!
また、車内には空席状況を知らせてくれる「インジケーター」と呼ばれる電光案内板が設置されています。
全席指定席の踊り子号ですが、座席を指定せずに購入できる切符も用意されていて、これを買えばとりあえず列車に乗り込むことは可能。
インジケーターでは空いている席を緑色で表示してくれているのですが、ここであれば座席未指定券の人でも座ることができるのです。

他の色や消灯している席には座れないよ。
それでも空いていなければ立つ他ないですが、意外と空席表示になっているところもあるようなので、運を信じてみるのもありかも知れません!
車内設備(コンセント・Wi-Fi・トイレ・喫煙室)とサービス事情
冒頭でも触れましたが、踊り子号には2タイプあり、今回取り上げていない「サフィール踊り子」にはカフェテリアやグリーン個室といったきらびやかな設備が整っています。
ご紹介中の特急踊り子にはそういった車両はなく、一般的な特急列車と同等のグレードですが、車内設備には幅広い客層に快適なひと時を提供するための工夫が施されていました。
E257系踊り子号に備わっている設備一覧 | ||
設備 | バリアフリー対応 | |
1号車 | ・荷物置き場 ・トイレ、洗面所 | |
2号車 | ・トイレ、洗面所 | ・車いす用座席2席 ・多目的室 ・多機能トイレ、おむつ替えシート |
3号車 | ・フリースペース | |
4号車 | ・グリーン車 | |
5号車 | ・トイレ、洗面所 | ・車いす用トイレ |
6~8号車 | ||
9号車 | ・荷物置き場 |
特に赤ちゃん連れの人にお伝えしておきたいのが、ベビーフレンドリーな一角が設けられている点。
E257系は2号車にバリアフリー機能が集中していて、おむつ替えシートが備わったトイレがある他、乗務員さんに声を掛ければ授乳室として使う事もできる多目的室も用意されています。

授乳は周りの目も気になるから、個室でできるとホッとする…。
喫煙室はないため、たばこを吸う人は乗る前か降りた後に一服済ませておくと良いですね。
Wi-Fiも残念ながら提供されていないので、インターネットの環境はご自身で整える必要があります。
コンセントは窓の側にのみ付いているため、通路側に座る人はモバイルバッテリーを持っていくことも検討しましょう。

列車旅の醍醐味と言えば、駅弁だけど…。
もちろん、踊り子の車内での飲食は可能です!
車内販売はないので、あらかじめ売店などで食べ物や飲み物を準備した上で乗車してくださいね。
ただし、においの強すぎる食べ物は周りに迷惑となってしまう可能性も否めないので、配慮ある選び方が大切です。
ゴミもそのまま放置せず、持ち帰るか車内のゴミ箱に捨ててから降りるとスマート。
お互いに気持ちよく過ごせるように、少しの気遣いを忘れないようにしたいですね♪
主要駅(東京・熱海・伊豆急下田方面)でのアクセス・乗換え便利情報
踊り子号に乗り込むにはいくつかのアクセス方法がありますが、ここでは主要駅からの乗車方法や人混みに呑まれないコツを解説します。

東京駅・熱海駅・伊豆急下田駅の3ヶ所について紹介するね!
- 乗車口:9・10番線
- エスカレーター・階段:ホームの南北と中央の3ヶ所にあり
- 休憩処・売店:東京駅一番街がメジャー
まずご紹介するのは東京駅でのアクセス方法について。
踊り子号のホームは駅の2階にあり、八重洲中央口・丸の内中央口には1階から直接9・10番線へ向かうことができるエスカレーターも整備されています。
ただし、荷物が多い人は地下1階とホームをつなぐエレベーターを利用する方が便利ですね。
大ターミナル駅は迷子になりやすいので、私は駅員さんに教えてもらいながら乗車口に到着した記憶があります…。笑

北側通路の上り口は階段しかないから気を付けて~!
続いて、熱海駅でのアクセス情報をチェックしましょう。
- 乗車口:4・5番線
- エスカレーター・階段:ホームの北側に階段・エスカレーターが複数配置されている
- 休憩処・売店:駅ビルが充実している
列車によってはここで切り離されることもある踊り子号。
熱海で下車する場合は、6号車あたりに座っていると改札への移動がスムーズでした。
エスカレーター、階段の他、エレベーターも併設されているため、大きな荷物を持っている人やベビーカーを押している人も安心して利用できるのが嬉しいですね。
ただし、観光客が多い駅のため、荷物が少ない場合は階段へ回ると人混みを避けられ、時間のロスが少ないでしょう。

熱海駅は構内にも待合所があって、ホームにいる時もストレスが少ないのが嬉しい♪
- 乗車口:改札から直接ホームへ行ける
- エスカレーター・階段:エスカレーターはなく階段のみ。エレベーターはある
- 休憩処・売店:駅内にカフェ、土産物店がある
伊豆急行線の終点である伊豆下田駅は、改札を抜けたら目の前がホームになっているのがメリットです。
改札広場は広めに設計されているため、利用する人が多くてもそこまで窮屈な印象はありません。
大荷物の時など階段を使うことが難しい場合でも、エレベーターがあるというのは助かりますよね。
前もって駅員さんに相談すると、手際よくサポートをしてくださる点も心強いです!

オペラグラスは表情がくっきり大きく見えるものを選ぶのがおすすめ!
手ブレ軽減のアイカップがついてるのも便利です♪
まとめ
今回の記事では、特急列車『踊り子号』に乗車することを検討している人に向けて、座席のおすすめをご紹介してきました。
海側絶景席や3人席など、旅をどう楽しみたいかによって何号車に乗ると良いかが異なっていましたね。
- 踊り子号でのおすすめ座席は何号車?
- 3号車のフリースペース!
- 海側絶景席はどっち側?
- 東京から伊豆方面へ向かう列車はA・B席側に海が見える!
- 3人席の快適車両はどこにある?
- 偶数番号の座席が先頭になるように切符を購入し、回転させてボックス席に!
4号車はグリーン車となっていて、静かに過ごしたい人にとってはこの上ない快適車両となるでしょう。

1か月前から予約ができるから、後悔のないように早めに行動してね。
特に海側の席は人気が高く、予約開始と同時に押さえておくことが非常に重要となってきます。
公式サイトで最新の座席情報や予約時のルールを随時確認しながら、伊豆旅行をさらに思い出深いものにしてください♪